水性塗料だけでここまで出来る!

まずは、下の写真をご覧下さい。

塗装サンプル1

これは、どのように塗装したでしょうか?
たぶん、これだけを見ると大抵の方は、オイルステンで塗装したのでしょ?とおっしゃると思います。
ですが、違うのです。

これは、水性塗料を塗っただけなのです。
もちろん、ホームセンターで普通に売っている水性塗料ですよ。
水性塗料を2度塗りしただけです。
それだけで、木目がくっきりとあらわれるこのような仕上がりになります。

これを見て、やってみたいと思われた方は是非続きをご覧下さい。
実は、非常に簡単にできるのです。

実は、簡単!水性塗料を薄めるだけ

では、どのようにするかと言いますと、実に簡単です。水性塗料を水で薄めるだけなのです。
それだけです。ただ、それだけと言いましても、多少の工夫が必要です。

では、順を追って、作業方法をご説明します。

1、まず水性塗料を、水で3-5倍に薄めます。その際、しっかりと水と塗料が混ざるようにしてください。

2、薄めた塗料を、刷毛で薄くのばすように塗ります。

3、塗りましたら、20-30秒ほど待ち、タオル等で塗った塗料を拭き取ります。
 (これが、今回の塗装方法で非常に重要です。余分な塗料を拭き取るのですが、すぐに拭くと、木材に塗料が残らず取れてしまいます。ですので、しばらく待ってから拭き取ります。)

4、塗装面を乾燥させ、もう一度同じように塗って拭き取るという工程を繰り返します。

どうです。簡単でしょ。これだけで木目をいかした塗装が出来てしまいます。


下の写真をご覧下さい。
塗装サンプル2
これは、塗料を薄めずに塗ったサンプルを並べてみました。
(左が油性塗料、真ん中が水性塗料)
少し見にくいですが、右の今回の方法を使って塗った方が、木の良さがでていると思いませんか。
ご自分で作られた家具に塗ると、アンティーク調でオシャレな感じになりますよ。

オイルステインではなく、水性塗料で塗るのはなぜ?

ここまで読んでくださった方は、少し疑問に思われたかもしれません。
「これなら、オイルステインを塗っても一緒じゃないの?」と

確かに写真を見るだけでは、どちらでも良いと思われるかもしれません。
ですが、水性塗料を使うのに幾つかのメリットがあります。

幾つかのメリットを最後に書きたいと思います。

1、水性塗料は、薄い膜をはるので、汚れにくい。  水性塗料は、薄めたとしても、薄い膜を表面にはります。しかし、一方オイルステンは木の中に浸透していくという性質があります。ですので、表面は保護されず、肌触りも幾分ザラザラした感じになります。

2、仕上がりが均一になる。  これは、1で述べた水性塗料の特長と関係があるのですが、表面に膜をはるので、仕上がりは均一なります。
 一方、オイルステインの方は先ほども述べたように木の中に浸透していくことによって、着色されます。均一に浸透していけば良いのですが、そのようにはいきません。どうしても浸透具合に差が出るのです。それが、塗りムラのようになってしまいます。(その風合いが良いと言われる方もおられるので一概に欠点とは言えませんが・・・)

3、自分好みの色に仕上げられる。  一般的に水性塗料の方が、オイルステインより色のバリエーションが豊富です。ですので、いろんな色で塗ることができます。
 ですので、赤や青といった色で、木目をいかした塗装さえできるのです。

いかがでしょうか。わたしが思い浮かぶメリットを書きましたが、一長一短があるとはいえ、水性塗料で試したみる価値は確かにあるのではないでしょうか。


追記 ちなみに、油性塗料を使っても同じような仕上がりにはなります。ですが、油性塗料の場合は薄め液などの溶剤が大量に必要になります。ですので、あまりオススメしません。

以前は、水性塗料の方が、油性塗料より弱くて、剥げやすいというイメージがわたしもありましたが、最近の水性塗料は、改良が重ねられた油性塗料と遜色ないです。

ですので、今回のような用い方をするなら、水性塗料がベストだと思います。